美肌・若返り

【医師解説】FGF注射で失敗?FGF注射の効果・注意点・副作用まとめ。

「FGF注射が気になる。」
「FGF注射のリスクが失敗が知りたい。」
「成長因子注射で若返りたい。」

という方は少なくありません。
そのため、今回は美容皮膚科医・美容外科医の視点からFGF注射に関して説明していきます。

FGF注射とは

FGF注射とはグロスファクター注射とも呼び細胞を活性化する成分が含まれています。
FGFの別名は線維芽細胞増殖因子であり肌の細胞である線維芽細胞という細胞を活性化させます。
線維芽細胞を活性化させることによりコラーゲンやヒアルロン酸が増生されシワが改善したり肌にハリが出ます。
つまり、注射した部位が自然と若返ります。

FGF注射の流れ

1 医師とカウンセリング
医師と注入したい箇所や必要なFGF注射の本数、リスクなど説明を受けます。

2 料金の説明や同意書の記入など
料金の説明を受け、納得すればそこで同意書等を記入し料金の支払いをします。

3 注入処置
治療希望箇所にFGF注射をします。
注入するための針を刺す回数等は治療部位・医師のやり方によって異なります。
そのため、処置室にて数分で処置は終了します。
(表面麻酔クリームや表面麻酔テープを用いる場合は20〜30分プラスで時間がかかります。)

4 帰宅
終了後にメイクやマスクをして帰宅します。

FGF注射のダウンタイム

注射ですので腫れや内出血のリスクがあります。

【腫れ】
腫れは直後はありますが、数時間である程度引き翌日にはほとんどありません。
そのため、翌日から仕事でも問題ないでしょう。

【内出血】
内出血はある一定の割合で起きてしまいます。
ただ、内出血が起きてしまってもごく小範囲であり1〜2週間で必ず吸収されていきます。
また、内出血が起きる確率は注射部位によっても異なり目尻・目の下などは内出血もしやすいと言えます。

【メイク】
直後からメイクも可能です。
そのため、当日に予定があっても基本的には問題ない処置であると言えます。

FGF注射の6つの特徴

FGF注射には以下のような6つの特徴があります。

1 若返る

FGF注射でシワが改善し肌にハリが出ることにより若返ります。

2 シワが改善する

肌にハリが出てシワが改善し目立たなくなります。

3 持続期間が長い

自分の細胞を活性化するタイプの治療なので効果の持続期間が長いことが最大の利点でしょう。
2〜3年の効果が期待できます。
定期的に注射することによって若さを保つことが可能です。

4 手軽

FGF注射は注射ですので数分で終わり手軽に受けることが可能です。

5 仕上がりが自然

自分の細胞を活性化させて若返る治療ですので仕上がりは自然です。

6 ダウンタイムがほとんどない

腫れや内出血がほとんどなく、翌日に仕事でもほとんど問題ありません。

FGF注射の4つのリスク・デメリット

FGF注射には以下のようなリスク・デメリットがあります。

1 肉芽腫ができることがある。

FGF注射などの注射後に細胞が活性化しすぎて、肉芽種ができてしまうことがあります。
なお、この肉芽種の報告は全国的に報告がありますがトラブルを起こしているクリニックに偏りがあるというデータがあります。
そのため、治療を受ける前に肉芽種などのトラブルが起きるリスクは聞いておいた方が良いでしょう。

2 ブレーキをかけることができない。

細胞を活性化させる治療ですが、この治療に対してブレーキをかけることができません。
ヒアルロン酸治療であれば溶かすことができるため(ヒアルロニダーゼ)ブレーキがあると言えます。
ブレーキがないため、治療効果が不均一にできて凸凹したときに決定的な対処法がないということです。

3 効果が出ないことがある。

細胞を活性化させていく治療ですので効果には個人差があります。
そのため、効果の実感がまったくないこともあります。
効果の実感がない可能性もあり、効果がですぎて肉芽種や凹凸してしまうリスクもあるためこの治療で安定的に効果を出していくことは難しいと言えるでしょう。

4 即効性がない。

自分の細胞を活性化させる治療のため即効性はありません。
2週間〜1ヶ月以上経過して効果が期待できます。
(どの程度経過してから効果が出るかは製剤によります。)

FGF注射でしこりができてしまったら

FGF注射でしこりができてしまったら基本的には様子をみる形になります。
特に注射してから6ヶ月以内であれば改善がかなり期待できます。
逆に言えば6ヶ月以上様子をみて改善がない場合はそのままの可能性があります。

その場合はステロイド注射(ケナコルト注射)や手術で摘出するという方法になります。
ただ、ステロイド注射は色素沈着や凹みのリスクもあり簡単にはできません。
また、手術で摘出するにしても傷跡は必ず残ってしまいます。

そのため、FGF注射でしこりができてしまって様子をみても改善しない場合は
その後の治療法・対処法は担当医にリスクについて十分に聞いた方が良いと言えます。

FGF注射以外の3つの治療方法

FGF注射以外にシワ改善・若返りでよく用いられる治療としては以下の3つの治療方法があります。

1 ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入をすることによってボリュームを出してしわをうめて消したりすることが可能です。
シワ改善・若返り効果を直後から実感することができます。
また、ヒアルロン酸注入は仕上がりが気に入らなかった場合は溶解剤(ヒアルロニダーゼ)によって溶かすことも可能です。

※ヒアルロン酸注入に関して詳しくはこの記事参照。
【医師解説】失敗しないヒアルロン酸注入の全ての知識。効果・7つのリスク・製剤種類

2 脂肪注入

太もも・二の腕・お腹などから簡易的に脂肪を吸引して吸引した脂肪を注入します。
注入し定着した脂肪は一生持続するという点が最大のメリットです。
ただ、感染・しこり・凹凸などのリスクがヒアルロン酸注入と比べて高いという欠点があります。

※脂肪注入に関して詳しくはこの記事参照。
【医師解説】顔の脂肪注入の効果・ダウンタイム・9の注意点・リスクまとめ。

3 ボトックス注射

顔の表情筋の動きを止めることによってシワが刻まれるのを防いでくれます。
そのため、動いた時にできるシワが改善します。
また、将来的に動いていない時にできるシワができるのも防いでくれます。

※ボトックス注射に関して詳しくはこの記事参照。
【医師解説】ボトックス注射の料金相場は?ボトックス注射の効果と料金と注意点。

FGF注射でよくある質問

以下がFGF注射でよくある質問となります。

Q1 FGF注射をほうれい線に2週間前に受けました。
変化がありません。
様子を見れば効果が出てきますか?

2週間前に受けたんですね。
効果の実感はだいたい2週間〜1ヶ月で出ます。
そのため、あと2週間程度様子を見ると良いです。
2週間程度様子を見て改善がなければ担当医を受診しましょう。

Q2 1ヶ月前にFGF注射を目の下に受けました。
次回のFGF注射はだいたいいつ頃が良いでしょうか?

次回のFGF注射は注射をしてから半年以降が良いと思います。
そのため、あと5ヶ月以上経過して担当医を受診しましょう。

Q3 目の下にFGF注射を3ヶ月前にしました。
目の下にふくらみができてしまいました。
これは治りますか?

FGF注射で目の下にふくらみができてしまったんですね。
それは肉芽種の可能性があります。
様子を見れば改善する可能性もあれば治らない可能性もあります。
担当医を受診しましょう。

Q4 目の下にFGF注射をしたことによって肉芽種ができてしまいました。
どのような治療法がありますか?

目の下の肉芽種の治療法には以下のような3つの方法があります。

1 様子を見る。
様子を見れば改善していく可能性があります。

2 ステロイド注射(ケナコルト注射)をする。
ケナコルト注射で肉芽が小さくなる可能性があります。
ただ、1、2回で大きな効果がない場合もありますし色素沈着のリスクがあります。

3 手術で摘出する。
手術で摘出するという方法があります。
ただ、皮膚を切開するため傷跡は必ず残ってしまいます。

どの方法が良いか担当医を受診しましょう。

Q5 2ヶ月前にほうれい線にFGF注射をしましたが、効果がありません。
様子をみれば効果が出てくる可能性はありますか?

2ヶ月前ということであれば様子をみても効果が出てこないでしょう。
効果には個人差があるということが注意点となります。

Q6 ほうれい線や額にFGF注射を考えています。
腫れはありますか?

FGF注射はあまり腫れません。
数時間でほとんど腫れは引きます。
翌日には腫れはほぼ100%引きますのでご安心下さい。

Q7 目の下にFGF注射を1週間前にしました。
内出血が出てしまいました。
内出血を早く引かせる方法はありますか?

残念ながら内出血を早く引かせる方法はありません。
ただ、あと1週間程度様子を見ればなくなりますのでご安心下さい。

Q8 1ヶ月前にほうれい線にヒアルロン酸注入をしましたがすぐになくなってしまいました。
ほうれい線にFGF注射を考えています。
ヒアルロン酸が少し残っていても問題ないですか?

ヒアルロン酸注入後でも問題ありません。
ご安心下さい。

Q9 ヒアルロン酸よりもFGFやPRP注射を考えています。
ほうれい線の改善を考えた時に、FGF注射とPRP注射だとどちらがオススメでしょうか?

PRP注射は深く刻まれたシワを改善させるという意味では効果が不十分なことがほとんどです。
そのため、FGF注射の方が良いでしょう。
FGF注射がオススメです。

Q10 額のシワ改善でFGF注射とボトックス注射を考えています。
FGF注射とボトックス注射を同時にすることはできますか?

FGF注射は真皮〜皮下組織に注入します。
ボトックス注射は筋層内に注入します。
そのため、注入する深さがまったく異なりますので同時の注入することも可能です。

Q11 目の下にFGFを3ヶ月前にしました。
凹凸としこりがのこってしまいました。
これは治りますか?

それは肉芽種の可能性がありますね。
担当医を受診しましょう。

Q12 FGF注射で失敗はありますか?

基本的に安全な注射治療です。
ただ、
・凹凸
・しこり
・ふくらみ
・効果が実感できない
などのリスクが稀にあります。
そのため、不安な方は経験豊富な医師に相談しましょう。

Q13 PRPとFGFを混ぜた注射治療があると聞きました。
FGFやPRPの単独の注射治療よりも良いんでしょうか?

PRP+FGFの注射治療ではしこりなどのトラブルの報告が全国的にございます。
そのため、治療を考えている方はリスクに関して医師から十分な説明を受けましょう。

まとめ

FGF注射は手軽で自然に若返ることが可能です。
ただ、肉芽種・しこりなどのトラブルの報告もあるためリスク管理がしっかりしていて信頼できる医療機関でFGF注射治療を受けるべきです。
いずれにせよ初めて治療される方はリスクについてしっかりと説明を受けましょう。

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