顔の整形

【医師解説】プチ整形で鼻を高く!鼻のヒアルロン酸注入でよく聞かれる10の質問。

「鼻を高くしたい。」
「鼻筋をスラッとしたいのでヒアルロン酸注入が気になる。」
「鼻のヒアルロン酸注入って痛いのかな?」

など、鼻のヒアルロン酸注入はとても人気のある施術のため疑問を抱えている方は少なくありません。
そこで、ヒアルロン酸注入を年間2000本以上している美容外科医・美容皮膚科医の私が説明していきます。

そもそもヒアルロン酸注入とは?

ヒアルロン酸は元々肌にある物質であり、それを注入剤としてつくられた製剤です。
そのため、ヒアルロン酸は大まかに言えばfillerと呼ばれます。
fillerとは注入剤のことです。
注入することによってボリュームを出してほうれい線や口角のしわをうめて消したり、鼻やアゴに注入して鼻を高くしたり、アゴをシャープにしたりして形成します。
なお、ヒアルロン酸製剤の種類は130種類以上もあります。

オススメのヒアルロン酸製剤は?

・クレヴィエルコントア
・クレヴィエルプライム
です。

なぜかと言えば、鼻・アゴに特化した専用のヒアルロン酸製剤だからです。
世界一の高濃度・世界最硬ヒアルロン酸製剤のため横に広がらず、形を維持することが可能です。(※1)
特にクレヴィエル コントアは、でありそのため、仕上がりとしては非常にシャープな仕上がりが可能です。ヒアルロン酸製剤でありながらレディエッセの仕上がりに近いです。(※2)

(※1)クレヴィエルに関しては
【医師解説】世界一硬いヒアルロン酸!クレヴィエルコントアの5つの特徴・注意点。

(※2)レディエッセに関しては
アゴをシャープに!医師が教えるアゴのレディエッセ注入が人気な5つの理由。
【医師解説】レディエッセを溶かしたい・取り出したいと思った時の3つの対処方法。

よく聞かれる10の質問

以下が鼻のヒアルロン酸注入でよく聞かれる10の質問となります。

Q1 鼻のヒアルロン酸注入で鼻が横に広くなってしまうと聞いたことがあります。
横に広がるリスクは大丈夫なんでしょうか?

まず、ヒアルロン酸製剤の選択が重要です。
硬い製剤で横に流れにくいものを選びましょう。
クレヴィエルコントア・クレヴィエルプライムが良いです。
これらは横に流れるリスクが最小限であり綺麗に仕上がることが可能です。
逆に柔らかい製剤で注入してしまった場合は横に広がってしまうリスクがあります。
また、間隔をあまりあけずに注入してしまうと横に広がってしまうリスクがあるため6ヶ月月以上空けて注入された方が良いと言えます。

Q2 鼻のヒアルロン酸注入を繰り返していたら少し鼻が太くなってしまった気がします。
これはヒアルロン酸を溶かしたら良くなりますか?

鼻のヒアルロン酸注入は溶解剤(ヒアルロニダーゼ)で溶かすことが可能です。
溶かす注射を打てばヒアルロン酸注入をする前の状態に戻ります。
そのため、ヒアルロン酸注入が原因で鼻が太くなっているとしたらそれは改善します。
なお、基本的には溶解剤を注射してすぐに溶けますが溶解剤の活性が1週間以上残っているため、溶解剤を注射した場合の次回のヒアルロン酸注入は1週間以上間隔をあけた方が良いでしょう。

Q3 私は1年前に鼻のレディエッセ注射、半年前にヒアルロン酸注射を鼻根にしました。
ヒアルロン酸注射は溶解剤で溶かすことができると聞いたんですが、レディエッセは溶かすことができますか?

レディエッセとヒアルロン酸を鼻根に入れたんですね。
ヒアルロン酸は溶解剤(ヒアルロニダーゼ)で溶かすことができますが、残念ながらレディエッセを溶かす方法や早く吸収させる方法は基本的にはございません。

そのため、レディエッセを溶かしたいと思った時に解決する方法としては以下の二つです。
①吸収されるのを待つ。
②レディエッセをかきだす手術をする。

②のレディエッセをかきだす手術の傷跡は鼻の穴ですので傷跡はほとんど目立ちません。(イメージとしては鼻のプロテーゼ手術の時と同様の傷跡です。)
ただ、かき出すとしても全てが取れるわけではありませんし、手術という形になりますので、検討される場合は腫れ・内出血などのダウンタイム等の経過に関しては医師から事前にしっかりと聞いておいた方が良いでしょう。

Q4 鼻にヒアルロン酸注入を0.2ml程度3日前にしました。
腫れと赤みが少しある気がします。
鼻にレディエッセ注入をして失明してしまった人がいるとインターネットの記事で見たんですが私も今から失明などが起きることはありえますか?

結論から言いますと、失明は絶対に起きません。
ヒアルロン酸やレディエッセによる血流障害は早期のものと遅発性におきるものがありますが、失明が起きる場合は注射直後から視界がぼやけたり、眼痛があったりなど直後からなんらかの症状が必ずございます。
また、遅発性の血流障害が起きる場合は当日の夜くらいに強い痛みや熱感が出て皮膚がダメージを受けます。(壊死してしまうケースも非常に稀ですがあります。)
現在腫れと赤みが少しある程度でしたら遅発性の血流障害もまず大丈夫でしょう。(量も0.2ccと少量ですし。)
通常は強い痛みがあります。
ご安心下さい。

また、鼻のヒアルロン酸注射・レディエッセ注射のリスクに関しては以下の記事にまとめています。
世界で2例!なぜヒアルロン酸・レディエッセ注入で脳梗塞が起きるのか?
【プチ整形で失明】レディエッセ注入でなぜ失明・失敗が起きるのか?

Q5 私は数年前に3〜4回程度鼻にヒアルロン酸注入をしたんですが、まだヒアルロン酸が残っている気がします。
数年以上ヒアルロン酸が持続する可能性はあるんですか?

ヒアルロン酸注入は数回繰り返すと、長期的に一部持続することがあります。
ただ、それ自体は通常の経過ですのでまったく問題ありません。
ご安心下さい。
もしそれが嫌な場合は溶解剤(ヒアルロニダーゼ)で即日で溶かすことも可能です。

Q6 10ヶ月前に鼻のヒアルロン酸注入をしました。
昨日から鼻が赤く腫れています。
これはなんでしょうか?治りますか?

10ヶ月前にヒアルロン酸を注入されたんですね。
考えらえる可能性としては
・感染
・炎症
・アレルギー
です。
感染とアレルギーどちらかなのか等詳しくは診察してみないと分かりません。
いずれにせよ、ヒアルロン酸を溶解剤(ヒアルロニダーゼ)で溶かせば改善します。
そして、症状が出ているのでしたら早めに溶かした方が良いのですね。
そのため、早めに施術を受けたクリニックを受診されると良いと思います。
(ヒアルロン酸を溶かすことが嫌であれば、抗生剤・抗炎症剤の内服や点滴で様子を見る場合もあります。それで改善することもあります。)

Q7 鼻のヒアルロン酸注入を3日前に1ccしました。
仕上がりが気に入らず昨日ヒアルロニダーゼでヒアルロン酸を溶かしました。
内出血があるのと鼻筋が太くなったような気がします。
これの原因はなんでしょうか?治りますか?

鼻にヒアルロン酸を1ccはかなり多い量です。(通常は0.1〜0.3ml程度)
さらにヒアルロニダーゼを注射したわけですので腫れが強くでていると思います。
そのため、考えらえるのは以下の2つです。

1 腫れの影響

鼻筋が太く見えるのは腫れの影響の可能性が高いです。
1週間程度腫れが引くまで様子をみた方が良いです。
なお、内出血は1〜2週間程度でかなりひきますのでご安心下さい。

2 一度高くなった鼻筋が低くなったから

鼻筋が高くなると同時に鼻筋は細く見えます。
それがヒアルロン酸溶解剤で溶かしてなくなったのであれば鼻筋が太く見える可能性はあります。
ただ、要するにもとの状態に戻っただけですのでそれを改善したければ1〜2週間以上あけてまたヒアルロン酸注入をすれば良いと言えるでしょう。
(内出血が完全に吸収されるまでは期間をあけた方が良いですね。)

Q8 10年前に鼻にヒアルロン酸注射をしました。
昨日から鼻が赤く腫れています。
これはなんでしょうか?
10年前に入れたヒアルロン酸が影響することはありますか?

10年前にヒアルロン酸を注入されたんですね。
ヒアルロン酸注入は数回していくと長期的に持続することがありますのでヒアルロン酸が残っていても不思議ではありません。
(ヒアルロン酸ではなく吸収されない注入剤のアクアミドだった可能性もゼロではありませんが。)
そのため、考えらえる可能性としては
・感染
・炎症
・アレルギー
です。
いずれにせよ、症状が出ているのでしたら溶かした方が良いのではないでしょうか。
早めに施術を受けたクリニックを受診されることをオススメ致します。

Q9 鼻のヒアルロン酸注入は事故などがあって危険ということを聞いたことがあります。
安全なんでしょうか?

確率的には0.02%くらい事故が起きると言われています。
原因としては血管にヒアルロン酸注入を誤ってしてしまうことによって起きます。
しかし、その確率をほぼゼロにすることも可能です。
それは以下の4つの方法を守ることです。

1 血管収縮剤入りの局所麻酔を事前に鼻に注入する。
血管が縮まり血管内にヒアルロン酸が入りません。

2 骨に針が確実に当たっている状態で注入する。
骨膜上には血管はないので安全です。

3 細かく注入し、多量には注入しない。
多量に入れるとリスクは上がります。

4 できるだけ正中に注射する。
少しでも正中から外れれば動脈に入ってしまうリスクが上がります。
これらの工夫をすれば鼻のヒアルロン酸注射は安全なため良い施術と言えます。

なお、
「ヒアルロン酸の合併症は顔面の血管走行を知らない初心者がすることにより起きる。解剖を熟知しているエキスパートは大丈夫だ。」
という意見もあるようです。
しかし、実際には心臓が左ではなく右にある人がいるように血管の走行というのは、変則的なパターンの人もいます。
全ての人が解剖図譜通りに走行しているわけがありません。
また、ヒアルロン酸注射やレディエッセ注射を繰り返している方はイレギュラーな位置に血管があったり、血管が固定されているような状態となっている場合もあります。
そのため、解剖を熟知していることはもちろん大事だと思いますが、
血管収縮剤入りの局所麻酔を使用したり骨膜上に注入したりするなどのテクニック的・技術的な工夫をした方が安全だということは明らかです。

そのため、ヒアルロン酸注入をしようと考えている方で安全に受けたい場合に見分ける方法としては
「ヒアルロン酸を注入する前に血管収縮剤入りの局所麻酔を注射してくれるクリニックを選ぶこと」
です。
クリニックを選ぶ基準は様々あると思いますが、安全のために最低限それだけは必ず確認しましょう。

Q10 鼻のヒアルロン酸注入をしたことがなくしてみたいと考えています。
まわりからバレるかどうかが心配です。
バレる可能性はどれくあいありますか?

鼻のヒアルロン酸注入はヒアルロン酸注入量によってその変化は変わります。
例えば
0.1ml〜0.2mlであればかなりナチュラルな変化ですし
0.4ml以上だと大きな変化です。
まわりからバレるということが心配であれば0.1mlなどの少量の注入にまずはしてみてはいかがでしょうか?
そのため、施術の時は0.1mlの注入をしてもらった後に鏡を見せてもらいましょう。
その仕上がりで問題なければ初回は0.1mlで終えれば良いと思いますし、物足りなければ合計0.2ml程度の注入量にしてもらいましょう。
いずれにせよ鼻のヒアルロン酸注入はバレにくいプチ整形ですのでご安心下さい。
バレる人は多量のヒアルロン酸注入を繰り返して鼻が太くなりアバターのような鼻になってしまう人です。
少なくとも初回のヒアルロン酸注入でアバターのようになることはまずありません。

まとめ

以上、鼻のヒアルロン酸注入でよく聞かれる質問のまとめでした。
いかがだったでしょうか。
鼻のプチ整形の中でもヒアルロン酸注入はダウンタイムがほとんどなく人気の施術の一つです。
少なくとも鼻を高くしたいと悩んでいる方は施術を受ける価値が十分にある治療と言えるでしょう。

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