
医師が教える小顔整形まとめ。注射から手術までリスク含め公開。
顔だけ重点的に痩せたい!
小顔になりたいという人は少なくないと思います。
そして、残念ながら小顔になるための
・フェイスヨーガ
・マッサージ
・エクササイズ
・顔痩せ体操
・小顔矯正
などはほとんど意味がありません・・・。
では、どうすれば小顔になるのでしょうか。
今回、小顔にする方法として4つのアプローチを美容外科医の視点から説明していきます。
Contents
小顔にする4つのアプローチ方法
① 脂肪のボリュームを減らす。
ダイエット(3kg以上痩せる。)
脂肪溶解注射(顔やせクイック、BNLSなど)
脂肪吸引
② 筋肉のふくらみを減らす。
エラのボトックス注射
③ 骨のボリュームを整える。
骨切り手術(エラ、アゴ)で骨のボリュームを減らす。
アゴをシャープにする。(ヒアルロン酸、レディエッセ、エランセ、プロテーゼ手術など)
④ たるみ治療
スレッドリフト
ビスタシェイプ(Vista-shape、ヒアルロン酸でリフトアップ)
フェイスリフト手術
など。
これらの治療を総合的に施術することにより小顔になることが可能です。
では、詳しく説明していきます。
脂肪のボリュームを減らす。
ダイエット
色々なダイエット法がありますが、一般的に体重が減少すると脂肪の量も減少します。
そのため、ダイエットによってお顔の脂肪のボリュームが減るとその分小顔になる効果があります。
ただ、お顔の脂肪はなかなか落ちにくいと言われており平均的には3kg以上痩せないと明らかな変化はありません。
(その方の体重によります。)
脂肪溶解注射(顔やせクイック、BNLSなど)
・効果
リンパ循環促進作用・脂肪分解促進作用・血流促進作用の3つの作用があり注射だけで脂肪を減らし小顔にすることができます。
ただ一回だけだと減る脂肪の量は少なく、3〜4回の注射が理想的です。
また、最低1週間以上空ければ2回目の注射が可能なため最短で3週間で小顔を手に入れることが可能となります。
※脂肪溶解注射について詳しくはこの記事参照。
・ダウンタイム
ほとんどありません。
腫れは3時間後に60〜70%くらいひき、翌日にはほぼ完全に腫れはひきます。
なお、注射ですので時々内出血してしまうことがあります。
内出血した場合は範囲はごく小範囲のことがほとんどですが完全に吸収されるまでには1〜2週間程度かかります。
・リスク
甲状腺に病気のある方やくるみアレルギーなどがある方はできません。
効果には個人差があります。
脂肪吸引
・効果
皮下脂肪を吸引するため脂肪の量をしっかりと減らすことが可能です。
そのため、脂肪溶解注射よりも高い効果が期待できます。
脂肪細胞の数を大きく減らすことができるためリバウンドの心配も基本的にはありません。
※脂肪吸引について詳しくはこの記事参照。
・ダウンタイム
ただ、脂肪溶解注射と比べるとダウンタイムは比較的長くかかります。腫れや内出血は1週間で60%程度、1ヶ月で90%程度落ち着きます。
1週間程度のお休みがあれば安心ですね。
完成は3〜6ヶ月後です。
・リスク
脂肪を吸引するため、凹凸のリスクがあります。
また、稀に顔面の感覚が鈍くなってしまうことがあります。
筋肉のふくらみを減らす。
エラのボトックス注射
・効果
エラの咬筋にボトックス注射をすることにより筋肉のふくらみを減らすことができます。
小顔効果は3,4週間すると実感できます。
効果の持続期間は3〜6ヶ月間です。
繰り返すと効果の持続期間は長くなっていきます。
そのため、最初の6回程度は3,4ヶ月に1回程度の頻度、それ以降は年に1,2回の注射で良いでしょう。
※エラのボトックス注射について詳しくはこの記事参照。
・ダウンタイム
注射ですのでほとんどありません。腫れも1時間後にはほとんどひいています。
なお、注射ですので時々内出血してしまうことがあります。
内出血した場合は範囲はごく小範囲のことがほとんどですが完全に吸収されるまでには1〜2週間程度かかります。
・リスク
エラのボトックスを注射する量が少ないと不均一に効いてしまいエラのあたりが一部ぽこっとふくらんでしまうことがあります。
その時は、ぽこっとふくらんでくるところにボトックス注射を打つと軽快します。
量を打ち過ぎると頬がこけて見えてしまうことがあります。
注射を打つ部位を間違えてしまうと稀に顔面神経麻痺と言って顔の筋肉が動かしにくくなってしまうことがあります。
なお、一般的にはエラのボトックスは左右合計で50単位程度が良いでしょう。
(ボトックスの量は単位という値で表現されます。数字が大きいと量が多いということです。)
骨のボリュームを整える。
骨切り手術(エラ、アゴ)で骨のボリュームを減らす。
効果
顔面を構成している根本は骨格です。
そのため骨切り手術により骨のボリュームを減らすことにより小顔を目指すことが可能です。
ダウンタイム
腫れや内出血があります。
完成までは3〜6ヶ月間と考えた方が良いでしょう。
リスク
顎矯正手術後の顔面神経麻痺の発生率は 0.13 ~ 0.67%との報告もあります。稀ですがある一定の確率で起きてしまいます。
骨切りはあらゆる美容外科の手術の中でも大きな手術のひとつです。
そのため、症例数があり経験豊富で信頼できる医師を選びましょう。
アゴをシャープにする。(注入or手術)
アゴをシャープにしたり前に出したりすると小顔効果があります。
シャープにする方法としては、
注入による方法(ヒアルロン酸、レディエッセ、エランセ)
手術(アゴのシリコンプロテーゼ)
があります。
注入による方法(ヒアルロン酸、レディエッセ、エランセ)
・効果
直後に効果を実感することができます。
手軽なのは圧倒的に注入による方法ですので少なくとも初めての方は注入による方法が良いでしょう。
その中でもヒアルロン酸は溶解剤(ヒアルロニダーゼ)があるためヒアルロン酸による注入がオススメです。
ヒアルロン酸は国内だけで数十種類ありますが持続期間の長さで言えばジュビダームビスタボリューマが2年間と最長です。
シャープな仕上がりで言えばクレヴィエルコントアが良いでしょう。
※アゴのヒアルロン酸注入に関して詳しくはこの記事参照。
・ダウンタイム
ダウンタイムはほとんどありません。
なお、注射ですので時々内出血してしまうことがあります。
内出血した場合は範囲はごく小範囲のことがほとんどですが完全に吸収されるまでには1〜2週間程度かかります。
・リスク
アレルギー・血流障害・感染などのリスクが1万人に1人くらいの確率であります。
それらの時は溶解剤(ヒアルロニダーゼ)を注射します。
血流障害が起きてしまい皮膚が壊死してしまうことも稀にありますので信頼できる医師を選びましょう。
手術による方法(アゴのシリコンプロテーゼ)
・効果
体内で安定しているシリコンプロテーゼをアゴに挿入することによって効果は半永久的に持続します。
プロテーゼは種類がたくさんあるため希望のアゴの形を形成することが可能です。
※アゴのシリコンプロテーゼ手術に関して詳しくはこの記事参照。
・ダウンタイム
固定が24時間必要で、腫れ・内出血のダウンタイムがあります。
傷は口腔内にできて吸収性の糸で縫合するため抜糸の必要がありません。1週間程度経過すれば腫れはほとんど引きます。
・リスク
アゴのシリコンプロテーゼがずれてしまったり、曲がることがあります。また、滅多にありませんが感染や血腫などのリスクもあります。
たるみ治療
スレッドリフト
・効果
糸によるお顔のたるみ治療です。
スレッドリフトによるたるみが改善することにより小顔効果があります。なお、持続期間は糸の種類によっても異なりますが長くても2年程度です。
・ダウンタイム
そのため、腫れのピークは直後です。
腫れは2日間で70~80%くらい引きます。
(個人差もありますが腫れが気にならなくなる方が多いです。)
そして、腫れは1週間でほぼ引きます。
100%の完成は2週間~1ヶ月後となります。
・リスク
皮膚の凹凸・ひきつれなどのリスクがあります。
スレッドリフトは施術する医師によってリスク・ダウンタイムは大きく異なりますので信頼できる医師を選びましょう。
※スレッドリフト治療に関して詳しくはこの記事参照。
ビスタシェイプ(Vista-shape、ヒアルロン酸でリフトアップ)
・効果
ヒアルロン酸でリフトアップするたるみ治療で小顔効果があります。
軽度のたるみがある方に向いている治療です。
スレッドリフトほどの変化は出ませんが、注入による治療ですので数分で終わる手軽なたるみ治療です。
・ダウンタイム
ダウンタイムはほとんどありません。
なお、注射ですので時々内出血してしまうことがあります。
内出血した場合は範囲はごく小範囲のことがほとんどですが完全に吸収されるまでには1〜2週間程度かかります。
・リスク
アレルギー・血流障害・感染などのリスクが1万人に1人くらいの確率であります。
それらの時は溶解剤(ヒアルロニダーゼ)を注射します。
血流障害が起きてしまい皮膚が壊死してしまうことも稀にありますので信頼できる医師を選びましょう。
※ヒアルロン酸によるリフトアップについて詳しくはこの記事参照。
フェイスリフト手術
・効果
フェイスリフト手術でたるみを切り取ることによりたるみが大きく改善し小顔効果があります。
大きな効果が期待できますが、傷もできますし若い方だと戻りやすいですので少なくとも50歳前の方が受ける施術ではないでしょう。
スレッドリフトをしてもたるみが気になる方にはオススメの施術です。
※フェイスリフト手術に関して詳しくはこの記事参照。
・ダウンタイム
当日~2日目:腫れ・内出血のピークです。傷口などがジンジンと痛みがあります。
なお、基本的に傷口は触ることはしない方が良いです。
(洗顔・メイクも当日からOKです。洗髪は翌日から可能です。なお、傷口周囲の洗髪は最低3日間はしない方が良いです。)
3日目:目立つ腫れはほとんどひいています。(50〜60%くらい。)
1週間:かなり腫れは落ち着いています。(70%くらい。)
(この時期にはつっぱり感やジンジンする程度の痛みがなくなっています。)
1ヶ月:ほぼ完成です。(90%くらい。)
3〜6ヶ月:完成です。(傷も柔らかくなっています。)
・リスク
傷跡が目立ってしまう場合があります。
また、稀ですが顔面神経麻痺のリスクがあります。
そのため、経験豊富な信頼できる医師を選びましょう。
まとめ
小顔効果のある施術は大きく分けて4種類あります。
その中でも施術の方法は効果やダウンタイムを含めて様々です。
それぞれメリット・デメリットがありまし効果的な方法はその方のお顔によって異なります。
そのため、医師のカウンセリングを受けてじっくり考えた上で施術は選びましょう。