二重・目もと整形

【医師が教える】目の下のたるみ取りの腫れ・ダウンタイム・リスクの全て。

目の下のたるみ・クマ・ふくらみは老け顔の原因となってしまうため悩んでいる方は少なくないと思います。
 
そのため、目の下のたるみを改善したいということで来院されるお客様は少なくありません。
 
そんな目の下のたるみですが、もっとも効果的な方法は手術により皮膚を切り取りたるみを改善させる方法です。
 
今回は目の下のたるみ取り(下眼瞼除皺術)に関して美容外科医の視点から説明していきます。

目の下のたるみ取りとは?


 
目の下のたるみ取りはまぶたの下の睫毛(まつげ)のすぐ下(1.5mm程度下)に沿って切開していきまぶたの下の皮膚を取り除きます。
 
皮膚を取り除いた後に、止血し、眼窩脂肪を摘出し、眼輪筋を骨膜に固定し、表面を皮膚縫合します。

なお、眼輪筋の固定の糸は吸収糸で皮膚縫合の糸は非吸収糸です。
 
そのため、抜糸が必要となります。
 
なお、

・どの程度皮膚を取り除くか
・眼窩脂肪摘出や眼輪筋の処理はどの程度すべきか

などはその方の状態によって異なり、医師の施術の仕方にもよります。

なお、手術時間は40〜60分程度です。
(内部処理をどの程度するかにもよります。)

目の下のたるみ取りのダウンタイムは?


 
直後は麻酔の影響もあり腫れています。
 
腫れのピークは直後です。
 
ただ、腫れは抜糸の時(5~7日後)にはある程度落ち着いています。
 
(50〜60%くらい腫れが引いています。)
 
1ヶ月後には90%くらい腫れはひいて完成に近い状態です。

(内部処理をどの程度するかにもよります。) 

また、内出血はでる場合とでない場合があり、内出血が出てしまった場合は1~2週間かけて吸収されていきます。

メイクは抜糸の翌日から可能です。
 
そのため、「手術日+抜糸の日まで」の合計6日間のお休みは最低でも必要でしょう。

できれば1週間休みたいところですね。
 
(もちろん、お仕事や日常生活は様々な背景があるかと思いますので一概には言えません。経過には個人差があります。)
 
また、傷跡の赤みは1ヶ月間程度はあり最終的な完成には3~6ヶ月程度かかります。
 

目の下のたるみ取りの4つの効果・メリット

1 目の下のたるみ改善。

目の下の皮膚を取り去ることによって目の下のたるみは大きく改善します。

2 目の下のふくらみ・クマの改善。

目の下のたるみ取りは目の下のふくらみ・クマの原因である眼窩脂肪も摘出します。
そのため、目の下のふくらみ・クマが改善します。

3 傷跡が目立ちにくい。

傷跡は睫毛のすぐ下にできます。
そのため、最終的な傷跡はほとんど目立ちません。

4 目を少し大きく魅せる効果がある。

目の下の皮膚を切り取ることによって、少しだけタレ目のような形になります。
白目が出る範囲が少し広くなり、目を少しだけ大きく魅せる効果があります。

※タレ目形成術に関してはこちらの記事参照
【医師解説】タレ目形成術(グラマラスライン形成)の3つの注意点・まとめ

目の下のたるみ取りの5つのリスク

1 傷跡が目立ってしまうことがある。

傷跡の赤みは1ヶ月程度でほとんど気にならなくなることが多いですが
3〜6ヶ月程度目立ってしまう場合があります。
医師の施術の仕方にもよりますので技術力があり丁寧な医師を選びましょう。

2 左右差が出てしまうことがある。

たるみの程度やふくらみ・クマの程度によっては左右差が出てしまうリスクがあります。
医師の技術力的な要素もあります。
万が一、左右差が出てしまった場合は6ヶ月以上あけて再手術した方が良いでしょう。

3 血腫。

稀ですが、創部内に血腫がたまってしまう場合があります。
確率的には1%以下でしょう。
そのまま様子を見れば軽快する場合が多いですが血腫の程度が強い場合は創部を生理食塩水で洗浄し、創部を再度縫合する施術が必要となります。

4 下まぶたの外反や目が閉じにくくなることがある。

目の下の皮膚を取りすぎると目が閉じにくくなってしまったり、下まぶたが外反して(あっかんべーしているような感じです。)というリスクがあります。
そのため、切除できる皮膚には限界があります。
一般的には3〜5mm程度皮膚を切除することが多いですが、切除量は個人差・その状態によって変わります。
下まぶたの外反が手術後に認められたとしても数ヶ月間経過すると軽快することがほとんどです。
なお、経験のある医師が施術することによりこれらのリスクはかなり軽減できます。

5 傷が感染してしまうことがある。

非常に稀ですが創部が感染してしまうことがあります。
感染した場合は抗生剤の内服や外用治療が必要となります。
重症の糖尿病やステロイド内服中などの疾患がなければまず感染はないでしょう。

目の下のたるみ取りの修正をする場合はいつすべきか?

目の下のたるみ取りを受けて修正手術はいつ頃するべきなのでしょうか。
説明していきます。

1 左右差がある

6ヶ月以上待った方が良いケースが多いでしょう。
理由としては1ヶ月経過した時点で腫れは90%程度引いていますが、最終的な完成には3〜6ヶ月かかるからです。
また、3〜6ヶ月程度経過していれば傷も柔らかく再手術もしやすいです。
6ヶ月以上待つことで微妙な左右差は改善することも少なくないです。
なお、左右差は多少はある方が自然ですので再手術をするべきか施術を受けた医師に相談しましょう。

2 傷跡が気になる

まずは6ヶ月待ちましょう。
通常傷は1ヶ月程度赤みがあり、3〜6ヶ月かけてほとんど分からなくなります。
6ヶ月以上待って傷跡が気になる場合は、修正手術をすることがあります。
また、手術適応を含め施術を受けた医師に相談しましょう。

3 下まぶたの外反や目が閉じにくい。

直後に少し外反(あっかんべーしている感じ。)や目が閉じにくいなどの症状があったとしても様子をみれば軽快することがほとんどです。
そのため、まずは6ヶ月待ちましょう。
逆に6ヶ月以上待って軽快しない場合は修正手術(植皮など。)が必要な場合もあります。
施術を受けた医師に修正に関しては相談しましょう。

目の下のたるみ取り(下眼瞼除皺術)以外の5つの治療方法

1 切らない目の下のふくらみ・たるみ取り(経結膜脱脂術)

皮膚を切らずに眼窩脂肪を摘出して、目の下のクマ・ふくらみを改善させる方法です。
ダウンタイムが少なく20分程度で終わるため非常に人気な手術です。
たるみが軽度であり目の下のふくらみがあるタイプの方はこの方法でも十分に若返ります。
ただ、目の下にシワが複数ありたるみがある場合はふくらみを取ることによって逆にシワが目立ってしまうことがあるということに注意が必要となります。

※切らない目の下のふくらみ・たるみ取り(経結膜脱脂術)に関して詳しくはこの記事参照。
【医師が教える】切らない目の下のクマ・ふくらみ取りの失敗やメリットの全て。

2 ヒアルロン酸注入

軽度のたるみであればヒアルロン酸注入により十分たるみ改善が期待できます。
たった数分で改善でき手軽にできるということが最大の利点でしょう。
ただ、長期的に効果を期待できないということが欠点となります。

※目の下のたるみ改善に関してヒアルロン酸注入に関して詳しくはこの記事参照。
【医師解説】目の下のクマ・たるみのヒアルロン酸注入の効果・9の注意点まとめ。

3 脂肪注入

目の下のたるみが軽度であれば脂肪注入によって目の下のたるみを改善させることが可能です。
脂肪は一部は吸収されてしまいますが、半永久的に効果が持続します。
ただ、注意点としては簡易的な脂肪吸引(二の腕or大腿内側からが多いです。)も必要なためダウンタイムがあります。
また、脂肪注入をするときの針は太いため内出血のリスクが高く、針跡の色素沈着は1ヶ月程度残ります。

※脂肪注入に関して詳しくはこの記事参照。
【医師解説】顔の脂肪注入の効果・ダウンタイム・9の注意点・リスクまとめ。

4 FGF・PRPなどの成長因子の注射

たるみが軽度であるのであれば、成長因子の注射によって目の下のたるみを改善させることが可能です。
成長因子の種類にもよりますが1回の注射で数年の効果を期待することができます。
手軽で長期的に効果を実感することができるということが最大の利点ですが欠点もあります。
ブレーキさせる注射がないということです。
つまり、効果が強すぎた場合はしこりなどが一生残るリスクがあるということです。
また、成長因子注射でトラブルを起こしている医療機関には偏りがあるというデータもあります。
そのため、成長因子の注射を考えている方は信頼のできる医療機関を選びましょう。

※FGF・PRPなどの成長因子の注射に関して詳しくはこの記事参照。
【医師解説】成長因子注射の4つの効果・4つのリスク・持続まとめ。

5 サーマクール

サーマクールはまぶたの下のたるみを改善し肌を引き締める効果があります。
レーザーなので、切らずに施術することが可能でダウンタイムもほとんどありません。
ただ、サーマクールはあくまで引き締め効果であり目で見て分かる明らかな目の下のたるみ改善を期待することが難しいということには注意が必要となります。

まとめ

目の下のたるみ取りは傷跡が目立ちにくく、目の下のたるみを改善できるため人気のある手術です。
また同時に目の下のふくらみ・クマを改善させることも可能です。
ただ、経験が浅い医師が施術すると左右差が出てしまうリスクもあります。
そのため、適応を含めカウンセリングを受けて信頼できる医師を選びましょう。

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