二重・目もと整形

【医師解説】まぶたの脂肪吸引で失敗!?まぶたの脂肪吸引の効果とリスク・失敗

「まぶたの脂肪をスッキリとさせたい。」
「まぶたの脂肪を落とす手術がしたいけど、効果やリスクが気になる。」
「まぶたの脂肪吸引を考えているけど腫れなどのダウンタイムが知りたい。」

などと考えている方は少なくありません。
そのため、今回はまぶたの脂肪吸引について美容外科医・美容皮膚科医の私がまとめていきます。

まぶたの脂肪吸引とは?

まぶたの脂肪吸引はクリニックによっては
「マイクロリポサクション」、「上まぶたの脱脂」、「上まぶたの脂肪取り」などの表記をされていますがどれもやり方は同様です。

まぶたの脂肪吸引は、上まぶたを2,3mm切開します。
そのわずかな切開から脂肪を引っ張りだして脂肪を切除します。
ここで取れる脂肪は「眼窩脂肪」と呼ばれる脂肪です。
わずかな切開であるため傷口は基本的に縫合する必要はありません。
(医師・クリニックによって異なります。)
施術時間も両目で5〜10分程度で終わることが多いです。

まぶたの脂肪吸引のダウンタイム

まぶたの脂肪吸引のダウンタイムは以下のようになります。

【腫れ】
腫れのピークは当日の手術直後です。
直後〜翌朝は少し腫れますがむくむ程度です。
数日で腫れは気にならなくなることがほとんどです。
(ほとんど麻酔だけの腫れですので。)
腫れが少ないということがこの施術の利点の一つですね。

【内出血】
内出血は出てしまう場合と出ない場合があります。
内出血は出ないことの方が多いですが数十人に一人出ます。
内出血が出てしまった場合は1〜2週間かけて吸収されなくなります。

【痛み】
手術の時の痛みは麻酔の局所麻酔のチクっとする程度の痛みです。
あとは、脂肪を引っ張っている時に圧迫感を少し感じます。
(いわゆる牽引痛)
それくらいですので痛みの程度は軽いと言えます。
また、手術が終わったあとは1〜2日程度ジンジンする程度の痛みを感じる場合があります。
ただ、手術後に強く痛みを感じることはまずありませんのでご安心下さい。

【傷跡】
まぶたの脂肪吸引の傷跡は2,3mm程度で二重のライン上にできます。
そのため、直後から傷跡は目立ちません。
ただ、注意点としては傷跡の赤みが3〜4週間程度あります。

【抜糸】
必要ありません。
(医師によっては縫合・抜糸が必要なため事前に必ず確認しましょう。)

【メイク・入浴・洗顔】
翌日より可能です。
ただ、しみたり痛みがあった場合は1〜3日程度控えましょう。

【洗髪・シャワー】
当日より可能です。
ただ、しみたり痛みがあった場合は1~3日間控えましょう。

【コンタクトレンズ】
2日後から可能です。

【顔の強いマッサージ】
1ヶ月程度控えた方が良いでしょう。

【運動】
最低でも3日間は控えましょう。

まぶたの脂肪吸引の3つの効果

まぶたの脂肪吸引には以下の3つの効果があります。

1.二重のラインがくっきりする

眼窩脂肪を取り余分なボリュームを減らすため二重のラインを少しくっきりとする効果が期待できます。(個人差があります。)

2.まぶたの腫れぼったさを改善する

まぶたに厚みのある方の場合にまぶたの腫れぼったさを解消することが可能です。
特に朝まぶたがむくむ感じが軽快します。

3.二重埋没法が長持ちする

まぶたに厚みがある人は二重埋没法だけで施術するとすぐに取れてしまうことがあります。
そこで、まぶたの厚み・重みが眼窩脂肪を取ることにより糸にかかる負担が軽減し二重埋没法を長持ちさせる効果が期待できます。
そのため、まぶたに厚みがある人は二重埋没法とまぶたの脂肪吸引を同時に施術を行うと良いでしょう。

まぶたの脂肪吸引の6つ注意点

まぶたの脂肪吸引には以下の6つの注意点があります。

1 内出血が出てしまうことがある。

内出血が起きてしまうことがあります。
起きてしまったとしてもわずかな程度なことがほとんどですが確率的には30〜40人に1人くらいの割合で起きる可能性があります。
(施術する医師の技量によります。)
また、内出血は1〜2週間かけて吸収されてなくなります。。

2 目がくぼんでしまうことがある。

脂肪を多く取りすぎると将来的にくぼみ目になってしまうリスクがあります。
これは年齢とともに脂肪の量が減少していくからです。
そのため多すぎず適切な量の脂肪摘出とするということが重要となります。
(まぶたに厚みがある方が脂肪を取る分には通常問題ありません。)

3 効果を実感できないことがある。

上まぶたの脂肪取りの一番の目的はまぶたの厚みを減らし、二重埋没法のもちを長くすることです。
まぶたの厚みによっては外見上は脂肪取りの効果を実感しにくいということは少なくありません。

4 傷跡が目立つことがある。

まぶたの脂肪吸引は上まぶたを2,3mm切開して行います。
ただ、医師・クリニックによってはもう少し大きく切開して縫合・抜糸が必要な場合があります。その場合は傷跡が少し残ってしまう場合や赤みが数ヶ月間残ってしまうことがあります。
そのため、心配な方は事前に医師に相談しましょう。

5 まぶたの皮膚がやけどしてしまうことがあります。

脂肪を取る時に熱をつかって脂肪を溶かしながら、内出血をしないように取ります。
そのため、その際に皮膚が少しやけどしてしまうことがあります。
ただ、やけどしてしまっても通常は2週間以内に治ります。

6 傷跡のところが少しくぼんでしまうことがある。

稀にまぶたの脂肪吸引をした傷跡のところがくぼんでしまうことがあります。
ただ、傷跡が少しくぼんでも通常目立ちません。
また、その場合も通常3〜6ヶ月程度すれば軽快・改善しますのでご安心下さい。

まぶたの脂肪吸引と併用すると良い施術

まぶたの脂肪吸引と二重埋没法を併用することが多いです。
実はまぶたの脂肪吸引単独で施術することは少なく二重埋没法を併用することがほとんどです。
二重埋没法の糸はまぶたの脂肪吸引で少し切開したところに埋没させます。
脂肪も取り、まぶたをスッキリとさせつつ二重もできるためまぶたに厚みのある人は二重埋没法と上まぶたの脂肪取りの組み合わせは相乗効果がありとても効果的です。

まぶたの脂肪吸引+二重埋没法のダウンタイム

同時に行った場合は
まぶたの脂肪吸引+二重埋没法の腫れが出ます。
ただ、腫れに関してはほとんど二重埋没法の腫れと同様と考えても大丈夫です。
そのため、2日程度がピーク、1週間で70%程度引き、1ヶ月で完成という経過をたどります。

まぶたの脂肪吸引以外にまぶたの脂肪を減らす2つの方法

まぶたの脂肪吸引以外にまぶたの脂肪を減らす方法には以下の2つの方法があります。

1 BNLS

BNLSには脂肪分解、リンパ循環改善、肌のひきしめの3つの作用があります。
そのため、脂肪が少なくなって、ひきしまり、むくみづらくなります。
上まぶたに注射することによって少しスッキリとさせる効果があります。
ただ、最低でも3,4回の注射が必要であり効果には個人差があります。(※)

(※)【医師解説】まぶたのBNLS注射は効果ない!?3つの注意点・効果・まとめ。

2 眉下リフト

眉下リフトは眉毛の下に沿って切開していき眉毛の下の皮膚・皮下組織を取り除きます。
そのため、まぶたの厚み・脂肪・厚みを減らすことができます。
この眉下リフトがまぶたの脂肪・厚みを減らす方法としてはもっとも効果的です。(※)

(※)眉下リフトのダウンタイムは?医師が教える眉下リフトの失敗・腫れの全て。

まぶたの脂肪吸引でよく聞かれる5の質問

以下がまぶたの脂肪吸引でよく聞かれる5の質問になります。

Q1 まぶたの脂肪吸引と二重埋没法は期間をあけて行うことが可能ですか?

まぶたの脂肪吸引と二重埋没法を同時に行うことは可能です。
ただ、期間をあけて行うこともできます。
例えば二重埋没法を行い、1ヶ月後や1年後にまぶたの脂肪吸引をすることもできます。
なお、まぶたの脂肪吸引は二重のライン上に切開を行います。

Q2 まぶたの脂肪吸引での切開は二重の線と違うところにすることもできますか?
まぶたの脂肪吸引をしてから二重のラインを上げることは可能でしょうか?

まぶたの脂肪吸引での切開は二重の線と違うところにすることも可能です。
ただ、注意点としてはまぶたの脂肪吸引の切開は傷跡・色素沈着が1ヶ月以上残ることもあります。
そのため、基本的にはまぶたの脂肪吸引は二重のライン上にされた方が良いです。

Q3 3日前にまぶたの脂肪吸引を受けました。
効果が実感できません。
これは失敗でしょうか?

3日前にまぶたの脂肪吸引を受けたんですね。
まぶたの脂肪吸引は腫れがあまりでない施術ではありますが、完成は1ヶ月後となります。
そのため、まずは1ヶ月間様子をみましょう。
なお、まぶたの脂肪吸引は効果を実感することができない場合も少なからずあることが注意点となります。

Q4 1年前にまぶたの脂肪吸引を受けました。
まぶたの脂肪がまだ気になります。
もう1回まぶたの脂肪吸引をすることは可能でしょう?

1年前にまぶたの脂肪吸引を受けて、現在まぶたの脂肪が気になるんですね。
その脂肪や厚みがまぶたの脂肪吸引で改善するかどうかは診察してみないとはっきりと分かりませんが基本的にはまぶたの脂肪吸引を行うことも可能です。
医師の診察を受けましょう。

Q5 1ヶ月間にまぶたの脂肪吸引をしました。
まぶたの傷跡がまだ少し気になります。
これは治りますか?

1ヶ月前にまぶたの脂肪吸引を受けたんですね。
まぶたの脂肪吸引の際に縫合・抜糸もしたでしょうか?
縫合・抜糸した場合は傷跡が残ってしまう可能性もゼロではないですが、基本的には傷跡が残らない施術です。
そのため、あと数ヶ月すれば傷跡は消えるかと思います。
3ヶ月以上経過して傷跡が気になれば医師の診察を受けましょう。

まとめ

以上、まぶたの脂肪吸引のまとめでした。
いかがだったでしょうか。
まぶたの脂肪吸引はリスク・ダウンタイムが少なく効果的な施術です。
そのため、まぶたの脂肪・厚みが気になっている方は二重埋没法と同時に行うと良いでしょう。

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