二重・目もと整形

【医師解説】埋没で失敗した?二重埋没の抜糸の腫れとリスクと注意点。

二重埋没法は日本でもっとも行われている美容外科手術です。
そのため、

「二重埋没法をしたけど仕上がりが気に入らないので抜糸したい。」
「埋没の後に目がチクチク痛むので抜糸をしてもらいたい。」
「埋没の抜糸の後の腫れやリスクが気になる。」

などの不安を二重埋没法の施術をした後に持っている方は少なくはありません。
そこで今回、美容外科医・美容皮膚科医の私が二重埋没法の抜糸に関しての注意点・方法やよく聞かれる5つの質問に関してまとめていきます。

二重埋没法とは?

二重埋没法は切らないためプチ整形と言われています。
二重埋没法は糸でまぶたを結び10〜15分で手軽に二重をつくることができリスクも少なく元に戻すことも可能です。
そのため、日本で最も行われている美容外科手術であり日本だけで年間数万人以上が受けていると言われています。

二重埋没法の後に抜糸した方が良い場合

以下のケースに当てはまる場合は二重埋没法の抜糸を検討した方が良いと言えるでしょう。

・赤く腫れて感染してしまった場合
・目がチクチクして充血している場合
・手術を受けたことをなかったことにしたい場合
・手術から1ヶ月以上経過しても幅が広すぎる場合
・手術から1ヶ月以上経過して二重の幅を狭くしたい場合
・手術から1ヶ月以上経過して二重のラインが不自然な場合
・手術から3ヶ月以上経過しても二重のくいこみが強すぎる場合
・手術から3ヶ月以上経過しても埋没した箇所が凹んでいる場合

早く二重埋没の抜糸をした方が良い2つのケース

以下のケースに該当する場合はできるだけすぐに抜糸をした方が良いと言えます。

1 目がチクチクして充血している場合

埋没の糸がまぶたの裏側に出てしまっていてチクチクと感じてしまう場合があります。
稀にチクチクする程度であれば問題ないことも多いですが、チクチクして充血するレベルであればまず糸が露出しているでしょう。
その場合は眼球の角膜を傷つけてしまうリスクもゼロではないためすぐに抜糸した方が良いと言えます。
なお、手術から1〜2週間以内の時にチクチクする症状であれば通常の経過なので様子をみれば軽快するでしょう。

2 感染してしまった場合

糸が感染してしまいまぶたが赤く腫れて痛みが出ることが稀にあります。
その時は感染の原因である糸をすぐに抜去する必要性があります。
すぐに施術を受けたクリニックを受診しましょう。

二重埋没の抜糸を待った方が良い3つのケース

1 「手術から1ヶ月以内」で二重の幅を狭くしたい場合

二重埋没法の腫れは1週間で70%程度、1ヶ月でほぼ100%引きます。
そのため、腫れている期間は二重の幅が広くなりますので二重の幅を狭くしたい場合は最低1ヶ月以上待った方が良い場合が多いです。
逆に言えば1ヶ月以上経過して幅が広すぎると感じた場合は抜糸した方が良いと言えます。

2 「手術から1ヶ月以内」で二重のラインが不自然な場合

二重埋没法の完成は1ヶ月後です。
そのため、腫れている期間は多少二重のラインが不自然なこともあります。
二重のラインが不自然だと感じた場合も1ヶ月は様子をみた方が良い場合がほとんどです。

3 「手術から3ヶ月以内」で埋没した箇所が凹んでいる場合

二重埋没の後に埋没した箇所が少し凹んでしまう場合があります。
その場合も1〜2ヶ月様子をみれば改善することがほとんどです。
(もちろん、くぼみの程度にもよります。)
そのため、少し凹みが気になる場合は3ヶ月間様子をみた方が良いでしょう。

二重埋没の抜糸のダウンタイムは?

腫れは数日で軽快することがほとんどです。
抜糸の際の傷跡は2,3mm程度ですので1週間程度でほとんど分からなくなることが多いです。
(裏側の場合は直後から分かりません。)
ただ、注意点としては抜糸の処置では内出血のリスクがあるということです。
内出血した場合は1〜2週間かけてなくなっていきます。

二重埋没の抜糸の2つの方法

二重埋没法の抜糸は
① まぶたの皮膚からする
② まぶたの裏側からする(瞼板側)
の2つの方法があります。

1 まぶたの皮膚表面からの抜糸

この方法がもっとも一般的な方法です。
まぶたを切開して(2〜3mm程度)糸を探し抜糸します。
一時的に傷はできてしまいますがまぶたの皮膚が伸びたり、傷が目立ったりなどはほとんどありません。

2 まぶたの裏側からの抜糸(瞼板側)

この方法はまぶたに傷がつく心配がないということが最大の利点でしょう。
ただ、できるケースとできないケースがあります。
具体的には、裏側に糸が露出していたり、裏側の組織が少しふくらんでいてその奥に糸がある場合は抜糸することができますがそれ以外の場合は裏側から抜糸は基本的にできません。
つまり、ゴロゴロ感や異物感があり抜糸したい場合は裏側からできることが多いですがそういった症状がない場合は裏側からは難しい場合がほとんどです。

二重埋没の抜糸が簡単なケース

以下のケースでは二重埋没法の抜糸がすぐにできる場合が多いです。

・手術してから1ヶ月以内の場合
・まぶたの表面に糸のふくらみがある場合
・まぶたの表面に糸が透けて見える場合
・目がチクチクして充血していて裏側から糸が露出している場合

二重埋没法の抜糸が難しいケース

以下のケースでは二重埋没法の抜糸が難しくなかなか見つからない場合が多いです。
糸が見つからない可能性もあるためリスクに関して医師から十分に聞きましょう。

・手術してから6ヶ月以上経過している場合
・裏側結紮の二重埋没法を受けた場合
・特に症状が何もなく手術から長期間経過している場合

二重埋没の抜糸のリスク

二重埋没法の抜糸には以下のリスクがあります。
事前に医師から十分な説明を聞きましょう。

・傷跡が目立ってしまうことが稀にある。
・糸がみつからない場合がある。
・二重が元に戻らないことがある。
・腫れや内出血などのダウンタイムがある。
・麻酔の注射など少し痛みがある。
・感染してしまって抜糸する場合はすぐに再手術の糸のかけ直しができない。

二重埋没の抜糸でよく聞かれる5つの質問

以下が二重埋没の抜糸でよく聞かれる5つの質問になります。

Q1 2年前に二重埋没法をしましたが、たまに違和感を感じることがあり抜糸をしてもらいたいと思っています。
二重埋没法の抜糸にはどのようなリスク・注意点がありますか?

二重埋没法の抜糸はリスク・注意点に関しては以下の2つあります。
1 糸が見つからないことがある。
2 二重が元にもどらないことがある。

1 糸が見つからないことがある。

糸が見つからない可能性があります。
このことは抜糸をする前に必ず私は説明するようにしています。
(見つからなかったことはほとんどありませんが。)
まぶたに糸のふくらみがポツンとある場合などは比較的すぐに簡単に見つかることが多いですが、そういった症状がない場合は糸が見つからない可能性があります。
特に年数がかなり経過している場合は糸が透明になっているため探すことが非常に難しいと言えます。
また、炎症が強くある場合は術後6ヶ月の時点でも透明になっていることがあります。
逆に言えば、術後6ヶ月以内などですと糸が透明になっていることはまずありえませんので基本的には抜糸はそんなに難しくないことが多いです。

2 二重が元にもどらないことがある。

二重埋没法をして長期間経過している場合は抜糸をしても元に戻らずに二重のクセがついてる場合もあります。
抜糸後に二重のクセがついている場合でも数ヶ月〜6ヶ月くらい経過するとそのクセがなくなったり薄くなったりすることもあります。
ただ、基本的には抜糸をすれば手術を受ける前の状態に戻ります。

Q2 3ヶ月前に二重埋没法を受けましたが、仕上がりが気に入らず抜糸をしたいと考えています。二重埋没法を受けたクリニックで抜糸はしてもらうべきでしょうか?

基本的には二重埋没法を受けた医師にお願いしましょう。担当した医師であれば糸の位置が分かりやすいからです。
ただ、二重埋没法の糸の抜糸は難易度が高いということには注意が必要ですので手術を受けた医師が信頼できない場合は他院でするのもアリです。
なお、抜糸を受けた後は必ず結び目付きの糸を見せてもらいましょう。

Q3 二重埋没法を受けましたが感染してしまい抜糸をしてもらう予定です。
抜糸をした後の手術のやり直し・糸のかけ直しは同時にすることは可能でしょうか?

二重埋没法で感染して抜糸をした後の糸のかけ直し、手術のやり直しは最低でも2週間〜1ヶ月間あけなくてはいけません。
同時にした場合は再度感染してしまうリスクがあるからです。
なお、適切な再手術の時期は感染の程度にもよりますので医師に相談しましょう。

Q4 二重埋没法の抜糸の後の傷跡が気になります。
傷跡は目立ちますか?

まぶたの裏側から抜糸できた時はまぶたの表面に傷はできません。
しかし、まぶたの表側から抜糸した場合は傷跡が一時的にできてしまいます。
通常は2,3mm程度の小切開であり1週間程度経過すればほとんど分からなくなります。
ただ、医師によって抜糸の仕方は異なりますので傷跡が心配な方は事前に傷跡・リスクに関して十分に医師から説明を受けましょう。

Q5 5年前に二重埋没法をしました。
たまに違和感があるんですが、抜糸はできますか?

5年前に二重埋没法をされたんですね。
まぶたの表面から糸のふくらみや透けて見える場合以外は抜糸は難しい場合もあります。
糸が見つからない可能性もあります。
そのため、施術を受けた医師に相談しましょう。

まとめ

以上、二重埋没法の抜糸についてのまとめでした。
いかがだったでしょうか。
二重埋没の抜糸は早くしたい場合と様子をみた方が良い場合があります。
いずれにせよ二重埋没法の経過が心配な時や抜糸を検討している場合はまずは施術を受けたクリニックを受診すると良いと言えるでしょう。

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