体の整形

【医師解説】ヒアルロン酸豊胸の7つのリスク・失敗・メリット・まとめ。

バストの大きさや形でお悩みの女性は決して少なくありません。
そこで、豊胸術としては以下のような方法があります。
1 ヒアルロン酸豊胸
2 アクアフィリグ豊胸・アクアリフト豊胸
3 脂肪注入豊胸
4 インプラント豊胸
しかし、身体にメスを入れる豊胸手術には抵抗がある方は多いですよね。
そんなお悩みを解消するのが、ヒアルロン酸を使った注入による豊胸です。
ヒアルロン酸による豊胸術であればメスを使わずに手軽に豊胸をすることが可能です。
では、今回ヒアルロン酸豊胸の利点・リスク・失敗などに関して美容外科医の視点から紹介していきますね。

ヒアルロン酸豊胸とは?

ヒアルロン酸豊胸とは注入剤であるヒアルロン酸製剤を胸に注入します。
そのため、手軽に注入直後からバストアップを実感することができます。
豊胸の施術の中でも一番手軽なものとして分類されています。

ヒアルロン酸豊胸の流れは?

ヒアルロン酸豊胸は局所麻酔でおこなうことができますが痛みが心配な方は静脈麻酔を併用することも可能です。
静脈麻酔を併用した場合は20〜30分眠っている間に全てが終わっている形になります。

なお、ヒアルロン酸豊胸の流れとしては以下のようになります。
1 針穴をあける部位に局所麻酔をします。
2 先が細いカニューレを挿入し麻酔を注入していきます。
3 ヒアルロン酸を注入していきます。
(痛いのは基本的に麻酔の注入までです。ヒアルロン酸の注入で強い痛みを感じることはありません。)
4 針穴を医療用のボンド(ダーマボンド)で塞ぎ、施術は終了となります。

ヒアルロン酸豊胸の4つの利点

1 処置時間はたったの20分
2 ダウンタイムが少ない
3 自然で理想の形をつくれる
4 ばれづらい

という利点があります。では説明していきます。

1 処置時間はたったの20分

ヒアルロン酸豊胸は注入だけですので比較的短時間で終わります。
施術の仕方は医師によって若干異なりますが、胸に麻酔の注射をしてからヒアルロン酸を注入していきます。
処置時間は20分程度となります。
(ヒアルロン酸の注入量にもよります。)
ブラジャーのサイズで言えば元の胸の大きさにもよりますが1〜2カップ程度大きくすることが可能です。

2 ダウンタイムが少ない

脂肪注入豊胸やインプラント豊胸と違いダウンタイムが圧倒的に少ないです。
傷跡も3mm程度の針穴だけでほとんど分からなくなります。
当日の日常生活は問題ないですし、次の日から仕事も可能です。
注意点としては麻酔の影響で初めはヒアルロン酸注入分よりも大きくなっており完成は1週間後となります。
また、1週間程度は筋肉痛のような痛みがありヒアルロン酸の硬さがなじむまでには1ヶ月程度かかる場合があります。
なお、胸に強い力が加わることは3日避けれると良いと言えます。

3 自然で理想の形をつくれる

個々の胸の形状に合わせて注入量を調整できます。
例えば、デコルテの部分を中心にヒアルロン酸注入なども可能です。
追加注入も可能で自然で理想の形をつくれます。
また、追加注入は1ヶ月程度空ければ基本的に可能です。
(胸の状態にもよります。)
ただ、基本的には1〜2カップ程度までのサイズアップまでです。

4 ばれづらい

ヒアルロン酸製剤によるバストアップはダウンタイムも少なく、自然な形で1〜2カップサイズアップできます。
ヒアルロン酸製剤の種類にもよりますが、少なくとも1ヶ月以上経てばある程度柔らかくなります。
そのため、とてもばれにくい豊胸施術と言えるでしょう。

以上がヒアルロン酸豊胸の4つの利点でした。

ヒアルロン酸豊胸の7つのリスク・失敗

ヒアルロン酸豊胸の7つのリスク・失敗は以下のようになります。

1 痛み。
2 腫れ・内出血。
3 傷跡。
4 大きくするのに制限がある。
5 長期的には持たない。
6 しこりができることがある。
7 感染してしまうことがある。

では説明していきます。

1 痛み

施術中は麻酔をするので痛みは基本的にはあまりありません。
(ただ、麻酔の注射をするときに鈍痛を感じます。)
術後、胸がはっている感じの痛みがあります。
また、施術数日間は筋肉痛のような痛みがありますが1週間程度もすると落ち着きます。

2 腫れ・内出血

注射後は麻酔液の影響で麻酔液が入っている分は腫れています。
麻酔液が吸収され腫れが落ち着いていき、1週間後に完成です。
注射による手技なのでまれに内出血することもあります。
内出血した場合でも1〜2週間で落ち着きます。

3 傷跡

傷跡は3mm程度の針穴だけなのでほとんど分からなくなります。
1週間で針穴は分かりにくくなりますが、多少の赤みは1〜2ヶ月程度残ります。

4 大きくするのに制限がある

ヒアルロン酸を大量に注入してしまうと、胸を触った感じが硬くなってしまいます。
また、量が多すぎると注入するときにあふれてきてしまう場合があります。
そのため、基本的にはヒアルロン酸豊胸は1〜2カップのサイズアップと考えた方が良いです。

5 長期的には持たない

持続期間は1〜2年間程度です。
そのため、長期的に効果を維持したい場合繰り返す必要があります。
繰り返す場合は費用がかさんでしまいます。

6 しこりができることがある

しこりになってしまう場合があります。
そのため、ヒアルロン酸を少量ずつ、まんべんなく注入する繊細な技術が必要となります。
しこりになってしまった場合、マッサージをしたり、場合によってはヒアルロン酸を溶かす注射をすることになります。
少なくとも注入して1〜2ヶ月の時点であればマッサージで軽快することが多いです。

7 感染してしまうことがある

めったに起こりませんが施術中や施術後に体に入った細菌がヒアルロン酸の周囲で炎症を起こし感染してしまうことがあります。
感染した場合は赤く腫れて痛みがでます。
その場合、抗生剤の点滴や内服をします。
点滴や内服で軽快しない場合はヒアルロン酸をヒアルロン酸溶解剤(ヒアルロニダーゼ)注射で溶かす必要があります。
感染してヒアルロン酸溶解剤注射で溶かす必要までが起きる確率はおそらく0.5〜1%程度でありかなり珍しいと言えるでしょう。
また、ごく稀にヒアルロン酸溶解剤などで軽快しない場合はヒアルロン酸を吸引して取り出す処置が必要なこともあります。

まとめ

ヒアルロン酸豊胸はリスクはゼロではありませんが、万が一感染してしまった時も溶かすことができ安全性がとても高い治療と言えます。
そのため、豊胸を考えている人にとっては手軽で効果的なため一番に考えるべき治療でしょう。

(※)アクアフィリング豊胸に関してはこの記事参照

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