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【医師解説】短期間で10kg痩せも可能!サノレックスでよく聞かれる10の質問。

ダイエットは永遠のテーマでしょう。
毎年、様々なダイエットが生まれては消えていきます。
そんなダイエットの本質は食事の摂取量を減らすこと、つまり食べないということです。
しかし、意志が強い方でもダイエット中に食べないということは実際に難しいですよね。
そんな方にオススメなのがサノレックス(マジンドール)です。
では、今回よく聞かれるQ&Aを中心にしてサノレックスに関してまとめていきます。

サノレックス(マジンドール)とは

サノレックスはヒトの満腹感を感じる満腹中枢を刺激することで、空腹感を感じることがないようにするものです。
食欲が抑制されて食べる量が減るので、その結果「ヤセます」。
そのため、ほぼ全てのヒトがヤセルことができると言えるでしょう。

なお、薬の分類としては「向精神薬」であり処方箋医薬品に分類されます。
つまり、医師の診察が必ず必要であり個人で輸入して購入することはできません。
そのため、処方してもらいたい場合はクリニックを受診するようにしましょう。

サノレックスでよく聞かれる10個の質問

1 ヤセますか?

ヤセます。
食欲が抑えられて食べる量が減りますので。ほとんどのヒトで間違いなくヤセます。

2 どれくらいヤセますか?

短期間で5kg~10kgの減量も可能です。
国内のデータでは、12~14週間の使用により体重が約5~6%減少という臨床試験結果があります。<1>
ブラジルの報告によると
52週間投与により平均体重が平均8.3%
72.4%の患者で5%以上
37.9%の患者では10%以上の減量効果があったというデータもあります。
<2>

3 いつ飲んだら良いですか?

その人の食生活によりますが、基本的には1日1回昼食前です。
最高でも1日3錠までです。

4 料金はどれくらいですか?

自由診療ではサノレックスは1錠 500円~1000円が相場です。
保険診療が適応されれば1錠60円程度の負担で処方可能でもっと安くなりますが、保険診療の適応はBMI35以上の方のみです。
(例えば身長160cmの方ですと90kg以上など)

5 ずっと飲み続けてても良いんですか?

使用期間はできるだけ短期間が望ましいです。
連続で使用できる期間は3ヶ月間です。
連続で3ヶ月間内服された場合は最低でも1ヶ月間の休薬期間が必要となります。

6 ずっと飲み続けてはいけない理由はなんでですか?

薬理作用がアンフェタミンと類似していて依存性が出る場合があるからです。

7 飲んじゃいけない場合はありますか?

重度の高血圧、脳血管障害、腎・肝・膵障害、糖尿病、うつ病、妊娠中、授乳中の方は飲むことはできません。

8 副作用はありますか?

副作用は意外に多いですが、安全な薬です。
副作用をまとめると下記のようになります。

口渇感(7.1%)、便秘(6.4%)、悪心・嘔吐(4.2%)、睡眠障害(2.1%)、胃部不快感(2.0%)、依存性(頻度不明)
<3>

9 飲んで何時間くらいしたら空腹を感じなくなる効果が出ますか?

サノレックスを内服し 2 時間後に最高血中濃度が得られ、約 9 時間すると半分くらいの濃度になると言われています。
<3>
そのため、最低でも2時間したら空腹を感じなくなりその効果は9時間くらいは続くというわけです。
夕飯を食べない効果を狙うのであれば遅くとも夕方前には飲んだ方が良いでしょう。
飲み忘れをしにくいことを考えると昼頃に飲むのがオススメです。

10 リバウンドしますか?

リバウントをするかしないかはケースバイケースです。
サノレックス内服して短期間で痩せたとします。
その痩せたあとに食べ過ぎたりせずに食事を摂る量をきちんとコントロールできればリバウントしません。
サノレックス内服終了後に食べ過ぎたりすれば当然リバウントします。
薬の影響でリバウントしやすい・しにくいなどは関係なくその後の食生活をきちんとコントロールできるかどうかが大切だということです。

まとめ

サノレックスをきちんと使用すれば確実に痩せることができます。
ただ、副作用が出る人が意外に多い薬ですので最小限にした方が良いですね。
そのため、自分流のダイエットを試してどうしてもうまくいかない時の最後の手段として考えた方が良いでしょう。

【参考文献】
【1】 Inoue S et al:Clinical and basic aspects of an anorexiant, mazindol, as an antiobesity agent in Japan.Am J Clin Nutr. 1992 Jan;55(1 Suppl):199S-202S.
【2】 Suplicy H1 et al:A comparative study of five centrally acting drugs on the pharmacological treatment of obesity.Int J Obes (Long). 2014 Aug;38(8):1097-103. doi: 10.1038/ijo.2013.225. Epub 2013 Nov 29.
【3】 サノレックス添付文章

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